博多の屋台は異世界が広がっていた
先日、旅行で福岡に行って来た。
福岡は、中3の修学旅行で行った以来である。
その日は博多周辺を観光する予定で、調べてみると博多は夜に屋台が出て、それが有名らしいということで、その日の夕飯は屋台にしようと決めていた。
屋台のイメージ
まず、屋台の経験値が全くない。
屋台ってなんだ??
お祭りに出てる出店も屋台って呼ぶ。でも絶対にあんな感じではない。
皆がイメージしやすいのは、サザエさんでよく波平さんが、ラーメンやおでんを食べながら日本酒を飲んでるイメージ。
カウンターを挟んで大将と向かい合って座って食べている。
本当にあんな感じの屋台が歩道に出店しているらしいのだ。
いざ、夜の街へ。
僕はビビっていた。
とてもビビっていた。
屋台に入るには暖簾をくぐらなければいけない。
その暖簾をくぐるのがとても怖かった。
ちゃんと注文できるか?隣の人は怖くないか?大将と意思疎通できるか?
ビビリな僕は結局、観光ガイドやサイトで、人気な屋台を調べていくことにした。
1件目は「小金ちゃん」という屋台へ。
いざ、目的の屋台に着くとそこにはなんと行列。
すごい、屋台に入るためにこんなに並ぶのか。
しかし、せっかく来たので並んでみよう。
あまりにも並んでいるため、注文は並んでいるうちに紙に書いて、店員さんに渡しておくシステム。
実に合理的だ。
ついに
待つこと実に40分。
ついに、あの暖簾をくぐることができた!
そこは予想以上に異世界であった。
貫禄のある大将と女将さん。年季の入ったカウンター。カウンターの前に広がるおでんの入れ物。横を見れば酒を楽しむ客。
暖簾の中はまるで時代すらも違うような、暖かい世界が広がっていた。
実食
頼んだのは、瓶ビール、おでん、焼きラーメン。
ここは焼きラーメンが有名な店らしく、ほかのお客さんも必ず頼んでいた。
焼きラーメンは作るのにおそらく時間がかかるだろうと思い、待ってる間におでんをつまみながらビールを飲んでいた。
最高だ。吹いてくる夜風も屋台ならではである。
そして目的の焼きラーメンが到着。
焼きそばのようだが、そこにはとろとろの餡がかかっている。
とても美味しかった。
味は何にも喩え難いが、美味しいことは確かだ。
あれは是非食べておくべき一品である。
屋台といえばはしごでしょ!
並ぶときに注文を書くシステムだったが、いざ中に入ってしまえば追加注文は可能であった。
しかし、やっぱり屋台といえばはしごのイメージ。
1件目でお腹いっぱいになるのは乙であるため、お会計を済ませて次の屋台へ向かうこととした。
2件目
「ぴょんきち」
1口餃子、明太玉子焼き、麦焼酎。
3件目
「てっちゃん」
博多ラーメン
こんな感じで、3件の屋台を堪能して、この日の夜は終了。
感想
初体験の屋台は、最初はやっぱりハードルが高かった。
しかし、いいか悪いかはわからないが、常連の地元の人よりも観光客が多い印象だった。そのため、初めての人も割と入りやすかった。
実際に入ってみると、その先には暖かい世界が広がっており、病みつきになること間違い無い。
博多を訪れた時はぜひ立ち寄って、最高の夜を過ごしてみてほしい。
おしまい