理系大学生と研究室生活(開幕編)
研究室。
それは理系大学生の宿命。
理系ならばいずれは配属されるであろうこの組織。
ついに僕も始まってしまったのである...。
見学
うちの学科は、12月頃に研究室説明会が始まり、1月頃に研究室希望調査が行われた。
同大学他学科に比べるとやや遅い方かもしれない。
研究室の名前だけではその研究内容がわからないため、ありとあらゆる研究室の説明会に行った。
そこで感じたのは、研究室の先生や先輩の雰囲気の差であった。
本当に親切なところは、優しく色々説明してくれるのだが、その逆もまたあった。
研究室の中で、先輩にわからないことを質問する時間があるのだが、ある研究室では僕たち新入生には御構い無しでほぼ全員が各々の実験を進めていたのである。
これははっきりと言ってブラックな匂いを感じてしまった。
このように、実際に訪れてみないとわからないこともたくさんある。
僕は大学卒業後も大学院に進む予定なため、少なくとも3年間は同じ研究室にいることとなる。
冷静に考えて、ここでの判断を誤ってしまったらその先に待つのは地獄の研究室生活である。
ある先生は、「研究内容よりも、そこの先生や先輩との相性を重視した方が良い」と言っていたほどだ。
これは心から同意した。
配属
さて、説明会期間が終わり、ついに希望を申請する時期となった。
うちはインターネット上で、希望する研究室のところに名前を各システムだったのだが、もちろん研究室ごとに定員がある。
もしも定員を超えてしまった時は、成績が高い順にその希望が通ることになる。
そう、1年から3年までの頑張りが報われる最初で最後の時だった。
僕が希望したところは、最終的に定員4人のところ、希望人数が6人。
戦争の始まりだ。
希望する人たちでライングループを作り、自分の成績のスクショを張り合って殴り合うのである。
僕はどうにか、4位に食い込んで、ギリギリ入れることになった。
この時はまじで精神がすり減ったのを覚えている。
顔合わせ
4月頭、ついに研究室の方々との顔合わせということで、研究室の大掃除があった。(なぜ研究室を使っていない僕たちまでが掃除をしなければいけないのかは置いておこう。)
正直、うちの研究室はお世辞にも綺麗とは言えなかった。
そもそも建物が古い上に、工学系であるため、諸々の部品などが散乱していた。
そこを掃除するのはかなりの重労働だった。
しかし、さすがは僕が選んだ研究室。
先輩たちが優しすぎる...!
雰囲気も和やかだし、新入生にも優しい!
ここに来れて良かったと、噛み締めていた。
この研究室初日では、一人一人に机と、デスクトップパソコンが与えられた。
これから3年間を共にする仲間である。
おそらく、3年生以下の人はあまり想像できないだろうが、大学内に自分専用のものが与えられると無性に嬉しいのである。
ご存知の通り、大学の授業はその都度自分で教室を移動して受けるため、自分の定位置がせいぜいサークルくらいしかない。
つまり、自分の机などが与えられるのは高校生以来なのである。
あまりにも久々のことなので、かなりワクワクしており、勉強のモチベーションも高まった。(いつまで続くのか)
さて、こんな感じでついに、大学生活の真骨頂とも言える研究室生活が始まりました。
この生活の様子は随時、更新していきたいと思うので、大学の研究室がどんな感じか木になる方はお見逃しなく...!
おしまい